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磐田ロータリークラブ2023-2024会長挨拶

 長らく活動の制限を強いてきた新型コロナウィルスも第5類へと移行し、従来の日常生活が戻ってきた状況で、ロータリークラブも本来の活動を制限受けることなくできるようになりました。

 本年度RIテーマは、「世界に希望を生み出そう」です。ある一つの事項に限定したものではありませんが、例えば世界各地で起こっている人災・天災に対しては、支援することでそこに関わる人々の問題や不安を解消するだけでなく、その人々が未来へ希望が持てるものも提案していきたいというテーマであると考えます。そこに、従来通りの形に新しい取り組みを加えることで、より良いものを生み出す事も推奨されています。それに伴い、我々がそれを実践できるだけの組織として、従来の知識・技術を今一度検証し、時代に則した新しい形を取り入れる事ができるロータリークラブの運営及び会員のさらなる向上を掲げています。このRIテーマを理解し、地域の特性にあった活動を通じて、「魅力ある・元気ある・個性ある」クラブになる事を目指していきます。

 地区の年次目標としては「より大きなインパクトをもたらす」「参加者の基盤を広げる」「参加者の積極的なかかわりを促す」「適応力を高める」が発表されており、地区に所属する我々が、この地域社会で、どのように活動すべきかをより明確に示しております。我々としましても、クラブ会員一丸となって、これらに向かって邁進していきたいと考えております。他クラブとの共同事業は、相互に充分協議し、必要とされているもの、貢献しているもの、公共イメージの向上になるものを見極め、実践することで、参加クラブ全てに意義のあるものとしたいです。

 そしてもう一つ、ポリオ根絶のための活動がありますが、従来通り、会員がポリオについてさらなる理解を深め、解決のためにできることを考え、実践していく活動はロータリークラブとしては取り組むべき重要な事業です。地区が提案する新しい取り組みにも積極的に参加することで、ポリオ根絶のための事業を推進していきます。

 磐田ロータリークラブの特に重要なものとしては、減少した会員の増強があります。組織としての力を発揮するためには、個々の能力向上も大切ですが、やはり組織のある程度の規模は必要です。より良い活動をするためにも、会員全員が現状及び今後への危機感を持ち、必要性を認識して頂きたいです。適度なミーティングを開催することで、地域の対象となる候補者の情報を集め、より多くの方が入会して頂くための活動を企画し、実践することで、会員増強を推進し、その上で、地域のためになる活動を実施していきたいです。

 次に我々の活動を地域の皆様に知ってもらい、可能であれば、そこに参加して頂くことも重要です。従来の親睦と奉仕を根幹とした活動を中心に、地域社会で必要とされているものを調査し、実践します。そして、できる限り持続可能で地域社会へ良い影響をもたらす奉仕活動を強化させていきたいです。また、世界の未来を担う青少年の活動を支援することで、リーダーの育成及び新しい地域の創造にも努めます。

 これらの活動は、メディア、ソーシャルメディアを使い地域に発信することで、ロータリーを認知してもらい、クラブと地区の活動を紹介してもらう事で、クラブの公共イメージ向上となるようなものにしたいです。当然、公共イメージ向上に寄与するためには、活動そのものが必要性、公平性があるものでなければならないですし、それを企画立案し、実践できるだけの会員資質の向上も不可欠です。これは親睦活動を通じて、まずは参加することで、向上の必要性を理解して頂き、その上で会員相互の共同を促進することで、経験・実績を積み、会員資質の向上につなげたいです。

 今後は新しい活路を開き、地域の人々の参加を促し、その貢献をお互いが尊重することで、社会により良く奉仕するクラブとしての地位を築かなければなりません。そして新しい人たち、新しい社会情勢に柔軟に対応し、テクノロジーを理解・活用し、社会の変化に迅速かつ恐れずに適応することは、クラブの活性化、会員増強にも寄与すると考えます。

 最後になりますが、会員である我々が、このロータリー活動に参加できることは、会社関係の協力、家族の協力があってこそということを念頭に、常に感謝を忘れず、それを糧に、積極的に参加することを希望致します。積極的に参加することで、ロータリーをより理解し、仲間との親睦も深めて頂きたいです。その上で、地域のためになる活動を共に楽しみながら、共に推進していきましょう。1年間、宜しくお願い致します。